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うつ基本情報

4.うつの治療について

うつ病の治療には様々な薬が用いられ、大きく分類すると三環系・四環系・SSRI系・SNRI系などがあります。それぞれの特徴を挙げると以下のようになります。

  • 三環系・・・ 効果は高いが副作用が多い。
  • 四環系・・・ 三環系よりも効果や副作用が軽い。
  • SSRI系・・・ 選択的セロトニン再取り込みを阻害する。
  • SNRI系・・・ セロトニン、アドレナリンの再取り込みを阻害する。

下記に薬剤の種類についてまとめさせて頂きましたので、ご覧下さい。


【うつになったら処方される薬-抗うつ剤の種類】


分 類 一 般 名 商 品 名 効 能 と 副 作 用
SNRI
(セロトニン・
ノルアドレナリン
再取り込み阻害薬)
塩酸ミルナシプラン トレドミン 【効能・効果】
うつ病・うつ状態
【用法・用量】
1日25mgから開始、100mgまで漸増。
【重要な基本的注意】※抜粋
不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性、衝動性、アカシジア/精神運動不穏、軽躁、躁病、眠気、めまいが現れることがある。
【副作用】
70.5%に副作用が現れる。口渇、悪心、嘔吐、便秘、排尿障害など
デュロキセチン塩酸塩 サインバルタ 【効能・効果】
うつ病・うつ状態
【用法・用量】
1日20mgから開始、20mgずつ増量。60mgまで増量できる。
【重要な基本的注意】※抜粋
不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性、衝動性、アカシジア/精神運動不穏、軽躁、躁病、眠気、めまい、肝機能障害、心拍数増加、血圧上昇、高血圧クリーゼが現れることがある。
【副作用】
90.2%に副作用が現れる。悪心、傾眠、口渇、頭痛、便秘、下痢、めまい、トリグリセリド上昇、腹部痛、ALT上昇、不眠、倦怠感、AST上昇、食欲減退など
SSRI
(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)
マレイン酸フルボキサミン デプロメール
ルボックス
【効能・効果】
うつ病、うつ状態、強迫性障害、社会不安障害
【用法・用量】
1日50mgから開始、150mgまで増量。
【重要な基本的注意】※抜粋
眠気、意識レベルの低下、意識消失、不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性、衝動性、アカシジア/精神運動不穏、軽躁、躁病が現れることがある。
【副作用】
43.0%に副作用が現れる。嘔気、悪心、口渇、便秘、眠気、めまい、倦怠感、ALT上昇、AST上昇など
塩酸パロキセン水和物 パキシル
ジェイゾロフト
【効能・効果】
うつ病、うつ状態、パニック障害
【用法・用量】
1日50mgから開始、150mgまで増量。
【重要な基本的注意】※抜粋
眠気、意識レベルの低下、意識消失、不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性、衝動性、アカシジア/精神運動不穏、軽躁、躁病が現れることがある。
【副作用】
43.0%に副作用が現れる。嘔気、悪心、口渇、便秘、眠気、めまい、倦怠感、ALT上昇、AST上昇など
トリアゾロピリジン系 塩酸トラゾドン レスリン
デジレル
アンデブレ
【効能・効果】
うつ病、うつ状態
【用法・用量】
1日75~100mgから開始、200mgまで増量。
【重要な基本的注意】※抜粋
眠気、注意力低下、集中力低下、反射運動能力低下、不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性、衝動性、アカシジア/精神運動不穏、軽躁、躁病が現れることがある。
【副作用】
発言頻度が明確になる調査を実施していない。
四環系 塩酸マプロチリン ルジオミール 【効能・効果】
うつ病、うつ状態
【用法・用量】
1日35~75mg。
【重要な基本的注意】※抜粋
眠気、注意力低下、集中力低下、反射運動能力低下、不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性、衝動性、アカシジア/精神運動不穏、軽躁、躁病が現れることがある。
【副作用】
18.3%に副作用が現れる。口内乾燥、便秘、傾眠、不眠、神経過敏、めまい、振戦、言語障害、頭痛、倦怠感、無力症、発疹、AST上昇、ALT上昇など。
塩酸ミアンセリン テトラミド 【効能・効果】
うつ病、うつ状態
【用法・用量】
1日30mgから開始、60mgまで増量。
【重要な基本的注意】※抜粋
眠気、注意力低下、集中力低下、反射運動能力低下、不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性、衝動性、アカシジア/精神運動不穏、軽躁、躁病が現れることがある。
【副作用】
1日1回投与・・・33.7%に副作用が現れる。眠気、口渇、めまい、立ちくらみ、ふらつき、脱力感、便秘等。
マレイン酸セチプチリン テシプール 【効能・効果】
うつ病、うつ状態
【用法・用量】
1日3mgから開始、6mgまで漸増。
【重要な基本的注意】※抜粋
不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性、衝動性、アカシジア/精神運動不穏、軽躁、躁病が現れることがある。
【副作用】
11%に副作用が現れる。眠気、口渇、めまい、ふらつき、立ちくらみ、便秘、倦怠感、脱力感等。
ミルタザビン リフレックス
レメロン
【効能・効果】
うつ病、うつ状態
【用法・用量】
1日15mgから開始、45mgまで適宜増減。
【重要な基本的注意】※抜粋
不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性、衝動性、アカシジア/精神運動不穏、軽躁、躁病、眠気、めまい等が現れることがある。
【副作用】
82.7%に副作用が現れる。傾眠、口渇、倦怠感、便秘、アラニン・アミノトランスフェラーゼ増加等。
三環系
(第2世代)
アモキサピン アモキサン 【効能・効果】
うつ病、うつ状態
【用法・用量】
1日25~75mgから開始、効果不十分な場合は150mg、重症の場合300mgまで適宜増減。
【重要な基本的注意】※抜粋
不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性、衝動性、アカシジア/精神運動不穏、軽躁、躁病、眠気、めまい等が現れることがある。
【副作用】
17.39%に副作用が現れる。口渇、便秘、自律神経障害、めまい、眠気等。
塩酸ドスレピン プロチアデン 【効能・効果】
うつ病、うつ状態
【用法・用量】
1日75mg~150mg
【重要な基本的注意】※抜粋
眠気、注意力低下、集中力低下、反射運動能力低下、不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性、衝動性、アカシジア/精神運動不穏、軽躁、躁病等が現れることがある。
【副作用】
14.01%に副作用が現れる。口渇、眠気、めまい、ふらつき、立ちくらみ、便秘等。
塩酸ロフェプラミン アンブリット 【効能・効果】
うつ病、うつ状態
【用法・用量】
1日75mg~150mg
【重要な基本的注意】※抜粋
眠気、注意力低下、集中力低下、反射運動能力低下、不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性、衝動性、アカシジア/精神運動不穏、軽躁、躁病等が現れることがある。
【副作用】
14.01%に副作用が現れる。口渇、眠気、めまい、ふらつき、立ちくらみ、便秘等。
三環系
(第1世代)
塩酸アミトリプチリン トリプタール
ラントロン
【効能・効果】
うつ病、うつ状態
【用法・用量】
1日30mg~75mgから開始、150mgまで漸増分服、まれに300mgまで増量することがある。
【重要な基本的注意】※抜粋
血圧上昇、動悸、不整脈、心発作、心ブロック、眠気、不眠、不安、白血球減少、AST上昇、ALT上昇、口渇、血圧低下、頻脈、振戦、運動失調、四股の知覚異常、焦燥、発疹、悪心、嘔吐、食欲不振、下痢、便秘、ふらつき、頭痛、めまい、倦怠感、発汗、排尿困難、視調節障害等が現れることがある。
【副作用】
口渇(9.94%)、眠気(8.41%)、パーキンソン症状(2.45%)、めまい(1.78%)等。
塩酸イミプラミン イミドール
トフラニール
【効能・効果】
うつ病、うつ状態
【用法・用量】
1日25mg~75mgから開始、200mgまで漸増。まれに300mgまで増量することがある。
【重要な基本的注意】※抜粋
不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性、衝動性、アカシジア/精神運動不穏、軽躁、躁病等が現れることがある。
【副作用】
口渇(9.94%)、眠気(8.41%)、パーキンソン症状(2.45%)、めまい(1.78%)等。
塩酸クロミプラミン アナフラニール 【効能・効果】
うつ病、うつ状態
【用法・用量】
1日50mg~100mg。症状により適宜増減。1日最高225mg。
【重要な基本的注意】※抜粋
眠気、注意力、集中力、反射運動能力等の低下が起こることがあるので、投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意する。
【副作用】
口渇(17.9%)、眠気(7.7%)、立ちくらみ・めまい・ふらつき(7.3%)、食欲減退(3.9%)等
トリミプラミンマレイン酸塩 スルモンチール 【効能・効果】
うつ病、うつ状態
【用法・用量】
1日50mg~100mgを初期用量とし、1日200mgまで漸増。まれに300mgまで増量。
【重要な基本的注意】※抜粋
眠気、注意力、集中力、反射運動能力等の低下が起こることがあるので、投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意する。
【副作用】
口渇(20.2%)、眠気(20%)等
ノルトリプチリン塩酸 ノリトレン 【効能・効果】
うつ病、うつ状態
【用法・用量】
1日30mg~75mgを初期用量とし、最大量は
1日150mg以内まで。
【重要な基本的注意】※抜粋
眠気、注意力、集中力、反射運動能力等の低下が起こることがあるので、投与中の患者には自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。
【副作用】
口渇(14.8%)、眠気(4.4%)、便秘(3.1%)等

※薬の添付文章より抜粋

多くの薬をご紹介させて頂きましたが、どの薬にも共通して言えることは、用法・用量が徐々に増やされる傾向にあるということ、また、副作用の危険があるということです。


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